家電量販店の携帯販売員として働くメリットとデメリットとは。やめておいたほうがいい人も紹介。

これから家電量販店で携帯販売をしようと思っている20代の人へ。

時給が比較的高く、収入も多い家電量販店の携帯販売員。

  • どんな仕事内容かな?
  • 人間関係は良好かな?
  • 困った時は助けてもらえるのかな?

仕事を始める前にもしかしたらこんなことに悩んでいるかもしれません。

現在数年ぶりに30代後半で復職し、今の家電量販店の携帯販売員の現状について解説します。

これから家電量販店の携帯販売員として働こうと思っている20代の人の参考になれば幸いです。

この記事を書いてる人
  • フリーランスとして携帯イベント販売のキャッチ、クロージング(契約獲得)を経験
  • ウォーターサーバーの訪問販売2年間経験
  • 携帯ショップ勤務2年経験(店長経験)
  • 現役家電量販店携帯販売員

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家電量販店の携帯販売員として働くメリットとデメリットとは

家電量販店の携帯販売員の仕事は時給も高く、求人も多い仕事です。

主に20代〜30代の人が多く働き、同年代と仕事ができる場でもあります。

ほとんどが派遣社員という雇用形態で、サービス残業はなく契約やお客さんへの案内などがない限りは定時で帰宅することもできます。

そんな家電量販店の携帯販売員として働いたらどんなメリットとデメリットがあるのか解説していきます。

通信のスキルと知識を得られる点はメリット

携帯販売員の仕事をすることで、スマホの違いや適正のプランやお得な方法などの知識を身につけることができます。

携帯電話の契約の内容は大きく3つに分かれます。

  • 機種変更
  • MNP(他社からの乗り換え)
  • 新規契約(新しく番号を発番する)

契約を獲得するには、提案スキル・ヒヤリングスキルが重要で仕事をしていくうちに身につけることができます。

この2つのスキルが身につけば、店舗に訪れたお客様に販売する仕事が他でもできるようになります。

  • 不動産会社
  • ディーラー

こういった仕事にも活かせるスキルが身につけられるのは大きなメリットです。

売るスキルが身についた気になるのはデメリット

家電量販店の携帯販売員の仕事で販売スキルを身につけることはできますが、飛び込みの営業マンのような『売るスキル』が身につくのとは少し違います。

店舗に訪れるお客さんに対しての販売スキルは、興味を持ったお客さんを相手にしています。

つまり「興味はあるけど買う気になってないお客さん」を相手にしています。

逆に飛び込み営業は「興味も持っていない、買うか買わないかも考えてない人」を相手にします。

販売と違いまずは「興味をもってもらい、デメリットとメリットを知ってもらう」ことから始まります。

どこでもなんでも売れるスキルは身についていないのに、「なんでも売れる気になる」ことが大きなデメリットです。

そのままの気持ちで飛び込み営業をすれば、大きな失敗をすることになります。

家電量販店の携帯販売員の仕事内容は?

家電量販店の携帯販売員は携帯電話の契約を獲得するだけではありません。

お客さんのアフターフォローなどもあります。

また日々の業務も色々とあります。

携帯電話の契約獲得、登録作業

メインの仕事である携帯電話の契約獲得と登録作業。

月々の料金の案内や、手数料、MNPをする場合はキャリアの違いなどの説明も必要です。

スマホの分割金やキャンペーンの適応や値引き等登録作業は修正ができるものが多いですが、修正ができない項目あり慎重に確認しながらすすめる必要があります。

新しいサービス・スマホの研修

携帯電話会社は2〜3年もすればプランの内容や料金が変更になります。

新しいサービスの展開や契約基準の改訂など変化が多くあります。

新しいサービスや新発売のスマホの研修など、オンラインで学ぶもの。

キャリアごとの資格試験など、勉強することはたくさんあります。

日々の業務報告

家電量販店には必ず契約種別を分けた販売目標や、予算といったものがあります。

進捗を確認するための報告業務があります。

ただ獲得した件数を報告するだけでいい場合もあれば、「なぜ未達なのか?」という原因と改善策を報告しなければいけない場合もあるかもしれません。

商品、販促品の発注作業

販売するスマホの在庫、契約後にお渡しする手提げの紙袋や案内時に使用するパンフレットやチラシも足りなくなってきた場合には発注が必要です。

在庫を確認して「何をどれだけ発注するか?」をキャンペーンともすり合わせて正確な発注をする必要があります。

売り場の作成と変更

多くの家電量販店では携帯電話担当という家電量販店の担当社員がいます。

販促用の広告などは担当社員が用意してくれる場合もありますし、自分たちで用意して売り場を変える必要もあります。

週末限定のキャンペーンがあったら週末だけ広告を差し替えたり、スマホの値段が変更になったらプライス(値段の表)を入れ替える作業が必要になります。

セキュリティチェック

契約時に使用するパソコン、タブレット、連絡用の業務用携帯電話、在庫管理の状態などセキュリティに関することをチェックし必要があれば改善することも業務の一つです。

契約登録用のパスワードの定期的な変更、売り場に出しているデモ機の初期化、デモ機の管理なども業務に含まれます。

働いて得られるスキルとかかった時間のコスパは悪い!?

長期的にはコスパが悪く、短期的にはコスパがいい。

家電量販店の携帯販売員の仕事は短期的には収入も多く・得られるスキルを次に繋げるという2点ではコスパがいい。

しかし長期的に収入を増やして、スキルを上げていくのにはコスパが悪い。

もっともコスパがいいのは3年〜4年の間。

そのあとは新しい分野や仕事にチャレンジしたほうが、家電量販店での携帯販売員として得たスキルを伸ばしたり強化したりするのに効果的です。

長く働いて得られるものあるのか?

長く働いて得られるものは、コミュニケーション能力とリーダーシップです。

店舗の移動や販売員の入れ替わりや、他の携帯キャリアなど多くの人と接するため、コミュニケーションを取らなければ仕事ができずコミュニケーション能力が自然と身につく。

長く働けば「チームリーダー」等のポジションに推薦されるようになる。

そのため同じ店舗のスタッフをまとめるためにリーダーシップを要求されるためにスキルが身につきます。

家電量販店の携帯販売員よりも収入が多い仕事はあるのか

販売という仕事で考えると他に収入が多い仕事があります。

イベンター

家電量販店やショッピングモールなどで開催される携帯会社のイベントの仕事。

興味がない、薄い、ない人を対象に声をかけてアンケートをして携帯電話の契約を獲得をする仕事です。

くじ引きやルーレットへの参加者を集めるために歩いている人に声をかけて参加してもらったり、アンケート回答のお礼に景品を渡して、今の携帯会社からMNP(他社からの乗り換え)を獲得する。

仕事をする場所も一定ではなく毎週違う場所で働くことが多い。

また他府県に移動して仕事をすることもあります。

営業(フルコミ)

収入面ではフルコミの営業が大きくなります。

1件の契約が獲得できたら、インセンティブが〇〇円という仕事です。

フルコミの営業は出来高制なので、働いた時間や回った件数は関係ありません。

むしろ無駄に件数を消費しているとまわれる場所がただ減っていくだけなので契約率も上げなければいけません。

契約が取れる人は多くの収入を得られます。

契約が取れない人は1ヶ月働いて0円もあります。

家電量販店の携帯販売員として働くために気を付けるべきこと

働くために気をつけることは大きく2つあります。

一つは複雑な人間関係。

もう一つは成果です。

人間関係

家電量販店の社員、他のキャリアの販売員、同じキャリアの販売員、自分のキャリアの上司など人間関係のバランスを保つことが必要です。

簡単にわかりやすく言い換えると、嫌われたら「仕事がしにくく、成果が出にくい」

気に入られると「仕事がしやすく、成果も出しやすい」

自分の販売スキルだけでなく、周囲の人間関係は成果に大きな影響を与えます。

目標値の達成度

未達成が続く場合など、人数の削減や撤退などがある。

目標値に対しの販売数が少ない、未達に終わることが続くと携帯販売員の移動だけでなく働いている携帯キャリアのスタッフ自体が撤退させられることもあります。

何がなんでも最低ラインの目標値を達成しなければ、仕事がなくなることもあり得ます。

担当営業と家電量販店社員の関係性で優位性が決まる

先ほどの人間関係の詳細の一つとして自分のキャリアの担当営業と家電量販店社員の関係性で大きく変わるものがあります。

イベント開催の頻度や販促予算、優先的に契約が回ってくるか、売り場の作りやアイキャッチの有効な場所への告知の掲載など。

販売員の力でだけはどうしようもできないことで店舗で携帯キャリアの優位性が変わります。

広く浅い付き合いが多くなる

どの職場でも価値観やバックグランドが多様な人がいます。

家電量販店の携帯販売員も同じですが、契約数の取り合いや個人成績に重きを置いてしまうと周囲の人とは広く浅い付き合いになります。

表面上だけの付き合いであり、一緒にご飯を食べに行ったり遊びに行ったりできる人を見つけるのは他の職場に比べると難しいかもしれません。

家電量販店の携帯販売員はやめたほうがいい人とは

家電量販店の携帯販売員として働くメリットやデメリット、気をつけることを解説してきましたが、そもそもやめておいたほうがいい人がいます。

将来起業したいと思っている人

将来の起業のために「販売スキルや人脈をつくりたい」と思っている人はやめておいたほうがいい。

その理由は売るというスキルで起業に最も役立つのは営業だからです。

体一つでトークで価値を伝え、売ることができるのは営業です。

また人脈に関しては「人材派遣」をする人が多く、起業の業種が違う場合は遠回りすることになります。

起業をする業種で人脈を広げるほうが有効です。

お金を最優先で稼ぎたい人

最も多いのは時給性です。

目標を達成して数十円あがったとしても微々たるものです。

お金を最優先で稼ぎたい人は、営業か起業がもっとも効果的です。

まとめ

家電量販店で携帯販売員として働くことで得られるスキルは

  • 提案スキル
  • ヒヤリングスキル

もしこのようなスキルを身に付けたいと思っている人にとってはとてもコスパのいい仕事です。

反対に

  • 起業したい人
  • 人脈を広げたい人
  • お金を優先で稼ぎたい人

このような考えやプランを持っている人にはおすすめできない仕事です。

家電量販店の携帯販売員が自分にとって合うか合わないかを見極めてから大切な時間を使うことをオススメします。

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